10月1日(火)赤松林太郎先生によるバッハのいろはセミナーがもちづき楽器店にて開催され、参加しました。
バッハのセミナーで好評の赤松林太郎先生が静岡にお見えになると知りとても楽しみにしていました。
セミナーは2回シリーズ。内容は舞曲と対位法を2つの柱にして今回の第一回は舞曲を中心にお話くださいました。
舞曲は allemande(アルマンド)courante(クーラント)sarabande(サラバンド)menuet(メヌエット)gigue(ジーグ)
などがあり、それぞれの舞曲がどこの国から由来されているか、語源や歴史的背景また、その舞曲の踊り方によって奏法も違ってくること。
メヌエットはフランスから来ており、ルイ14世が踊りが大変好きで宮中には王様専属の振り付け師がおり、ご自分のメタボのための体操や宮中の晩餐会で踊るための曲であったこと。
そのためメヌエットは飛び跳ねるような踊りではなく、王侯貴族の優雅な曲、
あの有名なト調のメヌエット、レソラシドレッソッソッのスタッカートは歯切れよく演奏しないことを知りました。
また必ず繰り返しがあるのは1回目は装飾音符を入れずに演奏し2回目に装飾音符を入れて演奏、その時繰り返しの2回目は即興で装飾音符を入れて演奏者はセンスを磨いたことなど。
これはお話くださった内容のごくごく一部です。時には楽しいジョークくも交えてとても内容の濃いあっという間の2時間でした。
今までバッハはお勉強の曲、左手が難しいイメージがありましたが、赤松先生の楽しいトークにより、知らないことが多すぎたバッハのことをもっともっと知りたくなりました!
当日、会場にバッハインベンションのやさしい解説本と三声シンフォニアをわかりやすく読み解いたのテキストを販売していたので思わず購入しました。